2022-05-03 投稿者: Sporkes編集部 オフ

さいたまディレーブの選手が語るコンディショニングとセラガン活用

地域密着型を掲げ、さいたま市を拠点に活動する自転車ロードレースチーム「さいたまディレーブ」。自転車ロードレースの新リーグ「ジャパンサイクルリーグ(JCL)」に所属するチームでどのようなフィジカルケアが行われているのか。セラガンの使い方、効果について鈴木卓史監督、藤田涼平選手、桂慶浩選手に聞いた。(埼玉ディレーブはTherabody社とのパートナーシップによりTheragun PROを使用しています)

チームで集まるのは月に1回。日々のトレーニングは個々に委ねられているという。ふたりは、個人的にコーチをつけてトレーニングに励んでいる。

>鈴木監督
チームによってバラバラですが、うちは比較的選手同士が近くに住んでいることもあって、練習からコミュニケーションをとってやっている。藤田選手らが若手に声をかけて、一緒にやっている。共感性のあるチーム。お互いが理解しあって共感し合えるのはチームの良さ。

>藤田選手
去年の12月から個人的にコーチをつけて練習メニューを決めてもらったりしています。コーチをつけることによって練習にメリハリができて、まだ取り組みはじめて3カ月ですけど、成果を実感しています。今年1年、どんなレースができるのか楽しみです。あとはチームへの呼びかけも今年に入ってから積極的にやっているので、チームの連携を深めていってレースでもチームワークを発揮できればと。

日々のコンディション調整も基本的には選手に任せている。

>鈴木監督
スポンサーからサプリメント提供等のサポートはいただいているが、コンディション調整は基本的に選手に任せている。チームとしては月1回の全体練習で選手たちのコンディションをチェックしながら、セレクションをします。選手各々でコンディションを整えてください、というのが私の基本姿勢です。セレクションはタイムを基準として、あくまで目にわかる形でやります。がんばっているとかよくやっているとかではなくて、いいタイムを出している人がレースに出られる。それが選手にとってもわかりやすい基準で、納得解かなと。

>藤田選手
僕の場合は担当してもらっているコーチからリカバリーのメニューが送られてくるので、レース後や高負荷な練習が続いたらきちんと2日休んで、3日後に100%出せるように調整するなど、きちんと疲労を抜くことを意識しています。ストレッチをなるべくやるとか、乳酸を抜くために軽い負荷の出力で1時間走るとか。

>桂選手
海外でレースに出ている時から、レース前も含めてマッサージを重視していて、最低でも週2回はケアをしていました。また去年からは、鍼治療を取り入れています。レース直前は、筋肉をほぐしすぎるとペダルを踏めなくなるので、可動域を広げてもらうようなストレッチが中心。レースが終わった後は全身をほぐしてもらうようなマッサージを中心に、鍼を打ってもらうなどして、調整しています。

ロードレースは全身を酷使するスポーツ。特に足腰への負担は大きいという。各自でフィジカルケアが求められるからこそ、両選手にとってセラガンはなくてはならないものになっているという。

>藤田選手
セラガンは欠かせないアイテム。ルーティーンのように使う時間・場所を決めているわけではないけれど、足が疲れたタイミングでセラガンを使ってケアしています。特に、トレーニング後や寝る前に使うことが多いですね。

>桂選手
セラガンが提供しているアプリの機能で自転車のウオーミングアップとクールダウンのメニューがあるところが気に入っていて、毎日使っています。しっかりリカバリーできないと、練習も十分にできない。オーバートレーニングになりがちなので、継続できるコンディショニング方法を重要視しています。

セラガンは僕にとっては日々のルーティンですね。家で練習前後に使います。今シーズンはセラガンとストレッチを中心に日々コンディショニングを高めていこうと考えています。もともと柔軟性が低く疲労が抜けにくい体質なので、しっかりケアしないとどんどん疲労がたまってしまう。特に、前腿とお尻周りですね。ケアし続けないと走れない。セラガンは今年の1月から使用し始めて、今のところ怪我なく順調にトレーニングを積めていますね。頼りにしています。

セラガンは、単にマッサージ機器としてだけではなく、パフォーマンス向上のための機器として使われることが多い。パフォーマンス前に20~30秒間、筋肉にアプローチ。両選手は他メーカーにはない強い刺激を与えることができる機能性の高さにも好印象を抱いている。

>藤田選手
セラガンの前に他社のマッサージガンを買って使っていた時期があったので、それと比較してもセラガンは強力だなと。効果を感じるまでのスピードがとにかく早い。やるとやらないとでは、全然違う。強さがやっぱり魅力ですね。衝撃的でした。あとフォルムがいいですよね。すごく軽いし、持ちやすいし、いろんな持ち方ができる。

アマチュアで競技を始めた選手はコンディショニングを重視していない人が多い。だけど、しっかりケアすることで想像以上に回復することを体感してほしいなと。お世辞抜きで競技者目線で、マッサージガンだったらセラガンが最強です。

>桂選手
僕にとっては持ちやすい形状が1番の魅力ですね。アプリと連動して強さと当てる場所がわかる機能面も魅力的。どこにどの強度で当てたらいいか、アプリがアシストしてくれるのはすごく素敵だなと思う。ウォーミングアップも、セラガンを使えば5分10分で終わります。

スポーツとコンディショニングって切っても切り離せない。その意味では、アマチュアかプロかを問わずみんなが使うべきアイテムだと思います。コンディショニングしないと、どのスポーツでも結果は出ない。

最後に、鈴木監督に今シーズンの目標を聞いた

>鈴木監督
チームとして2021シーズン総合順位の最下位をまずは脱却したい。上位チームのレベルは高いので、そこに到達するには5年以上かかると思っている。現実路線としては、まずは総合順位6位以内 にどれだけ早くもっていけるか。そこをファーストステップとしてチャレンジしていきます。

PLOFILE

藤田涼平 -ふじたりょうへい-
1997年3月13日、埼玉県上尾市生まれ。2018年にJBCFタイムトライアルチャンピオンシップE1 優勝し、2019年に東京ヴェントスでJプロツアーデビュー。2020年からさいたまディレーブで活動。2021年 全日本選手権 51位。170㌢、60㌔、血液型A。

桂慶浩 -かつらよしひろ- 
1995年11月7日、福岡県宮若市生まれ。大和青藍高等学校自転車競技部卒業後 Ve’lo Club Saulce’en Elbeuf les Thuits(フランス ノルマンディー)所属、海外レースを走る。2017年から2021年までヴィクトワール広島に所属し2022年よりさいたまディレーブで活動。2021年 広島トヨタ広島クリテリウム 8位。173㌢、63㌔。血液型:A型

鈴木卓史 -すずきたかし-
1973年9月26日 長野県生まれ。2021年よりさいたまディレーブ監督を務める。埼玉県内にスポーツバイクファクトリーを2店舗(北浦和店、草加店)展開するプロショップを経営。